Sunday, November 21, 2010

ボルボによるゼロエミッションカー



 空気エンジン搭載超軽量、車体はカーボンファイバーから作られているボルボによる試作機。空気によって動く車というと小学生の時に理科の実験で作った工作車を思い出すが、ボルボの技術者達の手にかかればどのような結果が期待できるのだろう。

 この車はガソリンエンジンがなければエンジンオイルを循環する必要もない。すべては四つ(一本のタイヤに一個づつ)にだけ搭載されている軽量空気エンジンよって置き換えられている。この空気エンジンを採用することによって普通の車に比べて数千もの部品を削減することにも成功している。


 このエンジンはは普通の電気モーターなどと違い熱を発生せず余計な重量となる冷却システムなどを必要としない。シャーシ、サスペンション、インテリアは一体化された設計をとっており、さらに軽量化に貢献している。


 電気の力によって空気は圧縮され、ボンベの中に蓄えられる。そのために必要な電力はボルボ空気再充填場で供給される。空気再充填場とはその名前にかかわらず実際はただの三百メートル上空に設置された風力発電タービンである。そして、この車は普通の車の四分の一のサイズで子供用がいいところだろう。




 本当のことを言うと、この車はLAモーターショーのデザインコンテストのために作られたもので、毎年いろいろな課題を出しそれを解決する車を募集している。今回は450kg以下で安全基準に合格するというものであった。

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