レース最中には放送されていなかったアロンゾと彼のエンジニア、アンドレア・ステラとの無線での会話が公開された。やはりフェラーリチームがどれだけウェバーに集中して作戦を練っていたのかが浮き彫りにされている。
またアロンソがフェラーリに対してマッサを使ってウェバーのペースをコントロールしてくれといった要求なども見てうかがえる。
9周目
アロンソ、 バトンに対して1.7秒遅れ。ウェバーに対しては1.4秒先。アロンゾのチームメイト、マッサはウェバーに0.8秒遅れ。
アンドレア・ステラ「今度はウェバーより0.3も速かったぞ。マッサもどんどん追いついてきている。」
12周目
ウェバー、ピットイン。
アンドレア「ウェバーはピット入りした、ベッテルはハミルトンに追いつかれてきている。」
アロンソ「もしフェリペがウェバーを追い抜けそうならフェリペをピット入りさせろ。」
アンドレア「それについてはこっちでも考えていたところだ。今はバトンに集中してくれ。」
14周目
マッサ、ピットイン。
アロンソ「フェリペの方はどうだ?」
アンドレア「ウェバーの後ろに着いた。」
15周目
アロンソはフェラーリに16周目にピット入りするようにと伝えられる。
アンドレア「OK,今すぐにピット入りしてくれ。」
アロンソ「了解。」
アンドレア「これで、ウェバーと本当に近くなるはずだ。君が先だろう。」
17周目
アロンソはウェバーより1.1秒先でペトロフ(ルノー)の1.5秒後ろ。
アロンソ「状況の方はどうだ?」
アンドレア「まずルノーを追い抜かないと駄目だな、ペトロフはもうピットし終えている。そしてその次はロズベルグだ。」
22周目
アロンソはペトロフに0.5秒遅れ。
アンドレア「全力を尽くして頑張っているとは思うが、ペトロフを追い抜くことは絶対に不可欠なんだ。」
ソース:
http://www.f1fanatic.co.uk/2010/11/17/alonsos-role-in-ferrari-strategy-revealed-in-pit-messages/