Friday, December 3, 2010

F1:2011年度におけるレギュレーションの変更

・ 車の重量分布統一化が実施される予定で報告されているところによると、前方46:後方54となっている。

・ Fダクトの禁止、KERSの再導入。KERSの搭載に対してと考えられる車体の最大重量の引き上げ(現在620kgから来年度640kg)。


・ オーバーテイクを補助するための道具として可変リアウイングが採用される。前方の車と1秒以内でないと使えず、最初の2周中は早期セーフティーカーなどの場合を除いて使用できない。
 可変リアウイングは時速15kmの加速に繋がると期待されていて、ドライバーがブレーキを押した段階で解除される。


・ デフューザーの最大位置が現在の17.5cmから12.5cmへと引き下げられ、2009年において導入されたダブルデフューザーの禁止。理由としては空力学的ダウンフォースと車の後ろで生じる乱気流を減少させるため。


・ F1の各チームは1チームがピラリと特に親しくなり、その他のチームに対して不公平とならないようにするため、すべてのタイヤ情報を交換し合うことを決めた。

・ 107%ルールの再採用。予選Q1において最速タイムの107%以内に到達することのできなかったドライバーはレースに出場できない。

・ 今年のドイツGPでの結果を受けてFIAは罰金の上限を上げることを決定した。


・ 数々の事故での結果を受けてホイールのテザーの数の増加(事故の際タイヤが車体から外れて、ドライバー、観戦者などに危害が加わるのを防ぐために取り付けられたケーブル)。







ソース:http://en.wikipedia.org/wiki/F1_2011#Rule_changes

Sunday, November 28, 2010

コバライネン、レース中にコントロールを失いコンクリートの壁に衝突、気絶

  
  
  
 F1のミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテル、アラン・プロースト、世界ラリー選手権からはセバスチャン・ローブが参加した今年のレース・オブ・チャンピオンズ。

 そのレースにスカンジナビアン代表として参加したコバライネンだったが運転したアウディ R8 LMSのコントロールを失い車を壁に衝突。

 一時的に意識を失ったが、無傷で免れた。車は完全に大破。その後コバライネンは彼のツイッターでこう語っている。



 コバライネン 「今回は本当にラッキーだった。無傷で一緒に乗っていた彼女も大丈夫だったし。フィニッシュラインの手前の壁にちょっと接触してから車が逸れ始めてコントロールを失ってしまった。
 サーキットのすべての道路を使って運転していたんだけど、ギリギリのところで壁に当たったみたいだ。カーブの壁に衝突した時はもう車の運転はしていなく同乗者同然だったよ。」






今回のレースでの衝突の様子。

Wednesday, November 24, 2010

イギリスGPの改善を手掛けた設計会社によるアブダビGPの改良例

 
 
 
 この間のアブダビGPでのレースの後、サーキットのオーバーテイクの難しさが浮き彫りにされ、アブダビGPの主催者に対してサーキットの変更するようにという意見があがっているのは事実である。

 そこで英国のシルバーストーンサーキットの改修を手掛けた建築設計会社ポピュラスはどうすれば莫大な費用をかけずにヤスマリーナサーキットを改良できるかということを考え、設計例を海外のブログに掲載した。

 サーキットが場所を移動することができない建築物に囲まれていることもあり改良案を作るのは困難だったようだ。




赤色が現在のサーキットでグレー色がポピュラスによる改良例




 ポピュラスは改良されたサーキットをアブダビGPのレース主催者のために3Dシミュレーターで再現しても構わないと言っている。

 アブダビGP関係者もサーキットの変更を考えているようだが、どのような変更を施すのか、誰が設計するのかといったことは、まだまったく公開されていない。


Sunday, November 21, 2010

シューマッハによる来年のピレリタイヤの評価



 ミハエル・シューマッハはピレリタイヤテストの後、タイヤの仕上がりは十分満足できるものであった。と語った。だがそれが次の年のF1での良い結果に繋がるかはメルセデスとピレリの相性によると警告を付けくわえた。

 今年のシューマッハの思わしくないF1カムバックの結果の原因として、2010年ブリッジストーン製のタイヤにおけるフロントグリップの不十分さがあげられている。だからこそ、ピレリでの試走行はシューマッハのメルセデスF1チームとの協力が近い将来成功に繋がるかどうかの重要な目安であるといえるのだが、彼が言うには結論を出すにはまだ早いとのことであった。

 ピレリのタイヤが彼のドライビングスタイルに合っているかどうかという質問にシューマッハはこう答えている。

 「フロントタイヤに十分な強度があって私のドライビングスタイルに合っているかどうかよりも、一番重要なのは次の年の車がこのタイヤに合っているかどうかだ。だが、初印象としてはいいタイヤであるとは思う。」

 また、ピレリの新しいタイヤは採用されたばかりでF1での開発の段階としてはまだ新しく完ぺきであるとは言えないので車とタイヤ両方の細かな調節が必要であると指摘した。

 「初めてのテストの結果としては上出来で十分だと思っている。これをもとにしてようやく次の年の車の細かな仕事に取り掛かれる。」

 「タイヤの性能はムラがなくいい感じであった。もちろんピレリは細かい調整をそのうちするだろうし、私の感想としてはタイヤは良かったし、それについて大変嬉しく思う。」

ソース
http://www.autosport.com/news/report.php/id/88437

ボルボによるゼロエミッションカー



 空気エンジン搭載超軽量、車体はカーボンファイバーから作られているボルボによる試作機。空気によって動く車というと小学生の時に理科の実験で作った工作車を思い出すが、ボルボの技術者達の手にかかればどのような結果が期待できるのだろう。

 この車はガソリンエンジンがなければエンジンオイルを循環する必要もない。すべては四つ(一本のタイヤに一個づつ)にだけ搭載されている軽量空気エンジンよって置き換えられている。この空気エンジンを採用することによって普通の車に比べて数千もの部品を削減することにも成功している。


 このエンジンはは普通の電気モーターなどと違い熱を発生せず余計な重量となる冷却システムなどを必要としない。シャーシ、サスペンション、インテリアは一体化された設計をとっており、さらに軽量化に貢献している。


 電気の力によって空気は圧縮され、ボンベの中に蓄えられる。そのために必要な電力はボルボ空気再充填場で供給される。空気再充填場とはその名前にかかわらず実際はただの三百メートル上空に設置された風力発電タービンである。そして、この車は普通の車の四分の一のサイズで子供用がいいところだろう。




 本当のことを言うと、この車はLAモーターショーのデザインコンテストのために作られたもので、毎年いろいろな課題を出しそれを解決する車を募集している。今回は450kg以下で安全基準に合格するというものであった。

Saturday, November 20, 2010

陰湿ないじめ?被害者ニコ・ロスベルグ。シューマッハからの仕返しか!?

 アブダビGPの後、ニコはホテルのチェックインをするためにパスポートを受付に差し出したが、態度がどうもおかしい。驚きを隠せない従業員が指さした先には、





 ノリでパスポートに直付けされたブリットニー・スピアーズの写真。今回の事件は誰の仕業かは確かではないがF1ドライバーの間でロスベルグのあだ名がブリットニーであるのは事実である。

Wednesday, November 17, 2010

フェラーリとアロンソのレース中の無線での会話が公開された。

 レース最中には放送されていなかったアロンゾと彼のエンジニア、アンドレア・ステラとの無線での会話が公開された。やはりフェラーリチームがどれだけウェバーに集中して作戦を練っていたのかが浮き彫りにされている。

 またアロンソがフェラーリに対してマッサを使ってウェバーのペースをコントロールしてくれといった要求なども見てうかがえる。

9周目

アロンソ、 バトンに対して1.7秒遅れ。ウェバーに対しては1.4秒先。アロンゾのチームメイト、マッサはウェバーに0.8秒遅れ。

アンドレア・ステラ「今度はウェバーより0.3も速かったぞ。マッサもどんどん追いついてきている。」

12周目

ウェバー、ピットイン。

アンドレア「ウェバーはピット入りした、ベッテルはハミルトンに追いつかれてきている。」

アロンソ「もしフェリペがウェバーを追い抜けそうならフェリペをピット入りさせろ。」

アンドレア「それについてはこっちでも考えていたところだ。今はバトンに集中してくれ。」

14周目

マッサ、ピットイン。

アロンソ「フェリペの方はどうだ?」

アンドレア「ウェバーの後ろに着いた。」

15周目

アロンソはフェラーリに16周目にピット入りするようにと伝えられる。

アンドレア「OK,今すぐにピット入りしてくれ。」

アロンソ「了解。」

アンドレア「これで、ウェバーと本当に近くなるはずだ。君が先だろう。」

17周目

アロンソはウェバーより1.1秒先でペトロフ(ルノー)の1.5秒後ろ。

アロンソ「状況の方はどうだ?」

アンドレア「まずルノーを追い抜かないと駄目だな、ペトロフはもうピットし終えている。そしてその次はロズベルグだ。」

22周目

アロンソはペトロフに0.5秒遅れ。

アンドレア「全力を尽くして頑張っているとは思うが、ペトロフを追い抜くことは絶対に不可欠なんだ。」



ソース:http://www.f1fanatic.co.uk/2010/11/17/alonsos-role-in-ferrari-strategy-revealed-in-pit-messages/

LAモーターショー:新しいランボルギーニV型12気筒エンジン







 6.5L、自然吸気V型12気筒。コードネームL539、最大出力525kW(710PS)/8250rpm、最大トルク510Nm(52kgfm)/5500rpmを発生。

 圧縮比は11.8、このエンジンはショートストロークエンジンで高回転特性と低内部摩擦性で特に優れている。シリンダ内径95.0mm×行程76.4mm。

 クランクケースはアルミニウムケイ素合金から作られていて、シリンダーブロックはクローズドデッキ型構造で鋼被膜が形成されている。また、クランクシャフトには窒化処理が施されることによって強化されている。





 ランボルギーニのCEOステファン・ヴィンケルマンはこう語った。

 「高い回転数、自然吸気エンジンこそがスポーツカーの真髄ではないでしょうか?」

 「出来るだけシンプルに仕上げようと思いました。」

 このエンジンは直噴(燃料噴射装置)を使っていない。またターボも搭載していない。それはまさにランボルギーニの精神であるかのようだ。



 


 

Saturday, November 13, 2010

ピニンファリナ社によって制作された一台限りの特別な新しいストラトス

 ドイツの実業家でラリー愛好家でもあるマイケル・ストチェク氏の依頼を受けてイタリアのピニンファリナ社が二年以上もの歳月をかけようやく完成したこの車は七十年代ラリーの象徴ともいわれるランチア・ストラトスの後続車とも言っていいだろう。

   この車を作るためにベース車として使われたのはフェラーリのF430スクーデリア。FIA公認のロールケージが改良されたシャーシに溶接されていて全体の剛性を高めながら重心を車体前方にずらすことによって走行時のハンドリングを向上させている。

 重量はロールケージとエアコンの追加にもかかわらずベース車より80kgほど軽いのには驚かされる。車内は、ほぼすべてカーボンファイバーとアルミ製、変速機は六速のパドルシフトだ。

 ショックアブソーバは電動調節式でステアリングホイールからレーシングカーのように調節できる。コイルスプリングにも手を加えられていて、専門家によってキャンバー角などの最適なホイールアラインメントが施されている。

 このストラトスは19インチホイール車でタイヤはダンロップ社のスポーツマックスを装着している。ブレーキはイタリアのブレムボ社の高性能セラミックブレーキディスクを採用している。

 エンジンについての詳細情報は明かされてはいないがこの車に使われているフェラーリF430の4.3L、V型8気筒エンジンは、特別なエンジンコントロールユニット(ECU)と排気系統が搭載されているため最高出力は市販車のF430スクーデリア380kw(510bhp)/8500rpmを上回ると予測されるだろう。



にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村